風に舞い、風を斬れ　-パワフルおやじ道-　　by Otoshibumi Craft Lab.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　PLAN G03-01

　２００５年11月、3年間にわたる大きな仕事が終わろうとしていた。２００３年４月から始まった３年間の大きな仕事の任期は、２００６年３月までだ。自分に任された仕事はすでに終わった。今後は、今までのことを振り返り、残りの５ヶ月でまとめに入る。
　仕事の大きな山は１０月に山を越え、ふっと力が抜けた時であった。

　おもむろに、Ａ５サイズのルーズリーフをとり、当時、自分が思っていたことを記した。

　１．　ずっと仕事をしているように感じている。　→　最近、ストレスに感じている。
　２．　仕事にプロ意識を持ちたい。　←→　プライベートを充実させたい。
　３．　仕事は、定時に上げたい。
　４．　仕事の効率化を図れ。　８時間　→　４時間
　５．　一日２時間のトレーニングがやりたい。
　　　　　　　（他３項目、仕事についてのことなので未公開）

　今、当時を振り返ってみると、仕事ばかりをしている自分がいて、その自分がこういうことを思い始めていることに、懐かしさを感じる。

仕事ばかりしているサークルから抜け出したい。もっと、プライベートを充実させたい。仕事で、自分がやりたいことができない。そもそも、なんで自分は仕事をしているんだ。こんなにも、仕事をしているのに充実感が得られないのはなぜだ？．．．．いろいろ考えていた中で、最終的に記したのが、上記の８項目であったのだ。

　僕の理想は、仕事もプライベートも充実していることだ。バランスが悪いからこういったことを思い始めるのだ。プライベートな時間が充実していないことが原因なのだ。

　まとまりのない話を漠然と書いたが、実は、これが今の自分の始まりだった。２００５年１１月１３日の出来事だ。
　３年間の大きな仕事は、自分に自信を取り戻させたのだ。さらに、この年の４月から始めたロードバイクは、体の構造を変え、体力を回復させた。必死に歩んできた３年間が過ぎようとしていたとき、ゆとりが自分に芽生えた。そして、現状に満足できない自分に育ち、新しい自分を追い求めるようになったのだ。